今回は、ココナラ経由でご依頼いただいた構成相談の実績をご紹介します。
用途は VTuber配信・4K動画編集・ゲーム(配信あり) という三刀流。さらに「白基調でまとめたい」「光らせたい」「性能は妥協しない」という明確なご要望のもと、ほぼ全MSIのホワイト統一構成として提案した案件です。
Amazonでの構成総額は ¥663,012(約67万円) となりました。
一点、記事を読まれる方へ重要なお断りがあります。
この構成は、お客様のご要望を細かくヒアリングしたうえで、その用途・こだわり・予算に最適化して確定した内容です。パーツ選定にあたってはバランスが気になる点についてもご説明し、ご了承いただいたうえで提案しています。すべての方がこの用途・この構成に合致するわけではなく、万人向けの汎用的な構成でもありません。 ご自身の場合はどうか、と疑問をお持ちの方は、記事末尾の構成相談サービスよりご相談ください。
お客様のご要望
使用用途
- VTuber配信(3Dモデル・2Dアバター・ゲーム配信を含む)
- 4K動画編集(動画素材の編集・書き出し)
- ゲーム(配信しながらプレイ)
- 見た目:白基調でまとめたい・光らせたい
こだわりポイント
- 性能は妥協しない
- 見た目・統一感を重視(できるだけ同一ブランドでそろえたい)
- 白・発光構成
予算感
Amazonでの総額:¥663,012
構成提案のポイント
1. 配信しながらゲームする──9950X3Dだからできる両立
VTuber配信は単純な「ゲームしながら配信」よりも重い処理が走ります。3Dモデルのレンダリング・仮想カメラソフト(VirtualCast、VSeeFaceなど)・OBS・ゲーム本体が同時に動作するため、CPUのコア数とシングルスレッド性能の両方が必要です。
Ryzen 9 9950X3Dは16コア32スレッドにX3Dキャッシュを組み合わせた構成です。X3Dキャッシュはゲーム中のキャッシュヒット率を高めてゲーム性能を上げる技術ですが、9950X3Dではそこにハイコア数の処理能力が加わります。ゲームをプレイしながら配信処理もCPU側で処理できる余力があり、今回の用途に最も適したCPUです。
2. RTX 5080でゲーム・配信・編集を一台でまかなう
NVIDIAのRTX 5080はゲーミング性能・NVENCエンコーダ・CUDA動画処理の三つを高いレベルで担います。
- 配信:NVENCハードウェアエンコーダを使えば、CPU負荷を抑えたまま高品質な配信映像を出力できます。CPUエンコードに比べてパフォーマンスへの影響が少なく、配信中のゲーム品質を保ちやすいです。
- 動画編集:4K素材の編集・AI処理・書き出しにCUDAコアを活用できます。Premiere Pro・DaVinci Resolveなど主要な編集ソフトはNVIDIA GPUの恩恵を受けます。
- ゲーム:4K解像度での高フレームレートにも対応できるハイエンドGPUです。
3. 64GBメモリ──4K編集では必要
4K動画の編集は非常にメモリを消費します。複数の4Kクリップ・エフェクト・プレビューを同時に展開すると、32GBでは不足感が出るケースがあります。
VTuber配信ではモデルソフト・OBS・ゲームが同時起動するため、32GBでもギリギリになる状況があります。今回は4K編集を主要用途に含んでいるため、64GBを選択しました。
ゲームのみの用途であれば32GBで十分です。この点はバランスが用途に寄っていることを事前にご説明しています。
4. ほぼ全MSIのホワイト統一
お客様の「できるだけ同一ブランドで統一したい」というご要望を最大限反映し、マザーボード・クーラー・GPU・電源・ケースをMSIで統一しました(メモリ・SSD・OSを除く)。
MSIのMAG/MPGシリーズはホワイトカラーのラインナップが充実しており、ARGBによる発光もMSI製品間で統一感が出やすいです。今回のようにマザーボード・クーラー・ケースをMSI製品でそろえると、ファンのLED同期・ソフトウェア管理(MSI Center)がまとめやすくなります。
提案した構成
| パーツ | 製品名 | 価格(Amazon) |
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 9 9950X3D | ¥104,444 |
| マザーボード | MSI MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ | ¥53,333 |
| CPUクーラー | MSI MPG CORELIQUID P13 360 WHITE | ¥26,241 |
| メモリ | TERMGROUP DDR5 64GB | ¥109,980 |
| GPU | MSI RTX 5080 16G GAMING TRIO OC WHITE | ¥252,325 |
| SSD | WD 2TB NVMe | ¥53,820 |
| 電源 | MSI MAG A1000GL PCIE5 WHITE 1000W | ¥30,245 |
| ケース | MSI MAG PANO 100R PZ WHITE | ¥17,873 |
| OS | Windows 11 Home | ¥14,751 |
| 総額 | ¥663,012 |
各パーツの選定理由
CPU:AMD Ryzen 9 9950X3D(¥104,444)
16コア32スレッドのZen 5アーキテクチャに、AMD 3D V-Cache技術を組み合わせたCPUです。X3Dシリーズのキャッシュ拡張はゲーム中のキャッシュヒット率を高めますが、9950X3Dは非X3Dモデルの9950X(16コア)にも相当するマルチスレッド性能を持ちます。
VTuber配信でゲームしながら各種ソフトを同時起動する状況では、シングルコア性能とマルチコア性能の両方が求められます。9950X3Dはこの二つを現行CPU最高レベルで両立しています。
純粋な動画編集・エンコード作業のみであれば9950X(非X3D)の方がコストパフォーマンスは高く、今回の選択は「ゲーム配信との両立」に最適化した結果です。
AMD Ryzen 9 9950X3D
¥104,444
AMAZON.CO.JPマザーボード:MSI MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ(¥53,333)
AM5プラットフォームのX870Eチップセット搭載マザーボードです。「PZ」はホワイトカラーモデルを示します。
X870EはAMD最上位チップセットで、PCIe 5.0 x16・USB4・Wi-Fi 7・2.5GbE LANなどの上位インターフェースを備えています。RTX 5080はPCIe 5.0 x16接続で帯域を最大活用でき、将来の上位パーツへの換装余地も広がります。
今回はMSI統一の白テーマが前提だったため、X870EホワイトモデルでMSIラインナップを選択しました。
MSI MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ
¥53,333
AMAZON.CO.JPCPUクーラー:MSI MPG CORELIQUID P13 360 WHITE(¥26,241)
MSIのMPGシリーズ360mm水冷クーラーのホワイトモデルです。
Ryzen 9 9950X3DはTDP 170W(PPT 230W)のハイパワーCPUです。空冷で抑えることは難しく、360mm水冷クーラーが実質的に必要な選択です。MSI製品でそろえることでARGBの統一管理(MSI Center)が可能になり、発光テーマの統一にも貢献します。
MSI MPG CORELIQUID P13 360 WHITE
¥26,241
AMAZON.CO.JPメモリ:TERMGROUP DDR5 64GB(¥109,980)
DDR5規格の64GBキットです。
4K動画編集では32GBでは足りないケースが出始めています。特にDaVinci ResolveやPremiere ProでRAWに近い4K素材を複数クリップ展開する場合、32GBの上限に近い使用量になることがあります。VTuber配信中にゲーム・モデルソフト・配信ソフトが同時起動する状況を加えると、64GBは合理的な選択です。
ゲーム用途単体であれば64GBは過剰です。今回は4K編集という明確な用途があるため選択しています。
TERMGROUP DDR5 64GB
¥109,980
AMAZON.CO.JPGPU:MSI RTX 5080 16G GAMING TRIO OC WHITE(¥252,325)
今回の構成で最も高価なパーツです。MSIのGAMING TRIO OC WHITEはホワイトカラーのハイエンドモデルで、構成テーマに合致します。
ゲーム用途として: RTX 5080は4K解像度でも高フレームレートを出せるハイエンドGPUです。ゲーム配信中はOBSによるエンコード処理もGPUが担うため、余裕のあるGPUを選ぶことが配信品質の安定につながります。
配信用途として: NVIDIAのNVENCエンコーダは世代を追うごとに品質が向上しており、RTX 5000世代ではより高品質な配信エンコードが可能です。CPUエンコードと異なりゲームフレームレートに影響を与えにくいため、「ゲームの品質を落とさずに配信する」用途に向いています。
動画編集として: 16GBのVRAMとCUDAコア数により、4K素材のAI処理(ノイズ除去・解像度アップスケールなど)や書き出しが高速化されます。
MSI RTX 5080 16G GAMING TRIO OC WHITE
¥252,325
AMAZON.CO.JPSSD:WD 2TB NVMe(¥53,820)
2TBのNVMe SSDです。
VTuber配信・動画編集では素材ファイル・プロジェクトファイル・書き出し済みデータが大量に蓄積します。4K素材は1時間あたり数十GB〜数百GBになるため、2TBは最低ラインです。ゲームも複数タイトルをインストールすることを考えると、2TBの選択は妥当です。
WD NVMe SSD 2TB
¥53,820
AMAZON.CO.JP電源:MSI MAG A1000GL PCIE5 WHITE 1000W(¥30,245)
MSIの80PLUS Gold認証、1000W電源のホワイトモデルです。PCIe 5.0補助電源(16ピン)に標準対応しています。
RTX 5080の推奨電源容量は850W以上です。Ryzen 9 9950X3D(PPT最大230W)との組み合わせでシステム全体の消費電力が800Wを超えるピークも想定されるため、1000Wは適切な選択です。フルプラグイン式でケース内の配線整理もしやすく、MSI白テーマとの統一も確保しています。
MSI MAG A1000GL PCIE5 WHITE 1000W
¥30,245
AMAZON.CO.JPケース:MSI MAG PANO 100R PZ WHITE(¥17,873)
MSIのPANOシリーズ、ホワイトカラーモデルです。「PZ」がホワイトカラーを示します。
フロント・サイドのパノラマガラスパネルが特徴で、内部のARGB発光が外から全面で見えます。「光らせたい」というご要望に最も合致するケースとして選択しました。MSI製品との統一により、MSI CenterからARGB制御をまとめて管理できます。
MSI MAG PANO 100R PZ WHITE
¥17,873
AMAZON.CO.JPOS:Windows 11 Home(¥14,751)
Windows 11 Home
¥14,751
AMAZON.CO.JPバランスについての補足
1. 9950X3Dは編集用途では過剰では?
純粋な動画編集・エンコードを最優先にするなら、非X3Dの9950X(¥80,000前後)の方がコストパフォーマンスは高いです。X3Dキャッシュは編集・エンコードには直接貢献しません。今回の9950X3D選択は「ゲーム配信中のパフォーマンスを落とさない」ことを優先した結果です。用途の重みに合わせて変更する余地があります。
2. RTX 5080の¥252,325は構成全体の約38%を占める
GPU一本で総額の4割近くを占めています。ゲーム・配信・編集の三用途で活躍するとはいえ、コスト集中度は高いです。ゲームの解像度が1440p止まりであればRTX 5070 Ti程度でも多くの場面をカバーできます。今回は4Kゲームと高品質配信の両立という要件から5080を選択しています。
3. 64GBは現時点でゲームには過剰
ゲーム用途においてはほぼすべてのタイトルで32GBで不足しません。64GBは4K動画編集用途に合わせた選択です。将来的なコスト削減や別の用途でご検討の方は、32GBへの変更で¥50,000前後の節約が可能です。
この記事を読んでいる方へ
繰り返しになりますが、この構成はこのお客様の細かいご要望に最適化した内容です。
VTuber配信・4K動画編集・ゲームを一台でまかなう構成は、コスト面でどうしても上振れしやすいです。「自分の用途ならどこまで必要か」「どこをコストダウンできるか」は、用途の優先順位によって大きく変わります。
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