ゲーミングPCは経費で落とせる?個人事業主・フリーランス・VTuberが知るべき条件と判断基準【2026年版】

ゲーミングPCは経費で落とせる?個人事業主・フリーランス・VTuberが知るべき条件と判断基準【2026年版】

「ゲーミングPCを経費で落としたい」

配信を始めた・VTuberとして活動している・動画編集で収益を得ている——そういった方から、このご質問をいただくことが増えています。

Null PC Architectureは自作PC組立代行・構成相談を運営しており、個人事業主やフリーランスの方のPC組立も多く担当しています。私自身も車やPCを経費計上している立場から、実務的な観点でお答えします。

※本記事は一般的な解説であり、税務アドバイスではありません。個別の経費計上については税理士にご確認ください。


結論:ゲーミングPCは経費にできる。ただし「仕事で使う実態」が必要

ゲーミングPCを経費にするための基本条件はシンプルです。

「そのPCを仕事(収益活動)に使っている実態があること」

これだけです。税務上の論点は「そのPCは事業用資産か」という一点であり、「ゲーミングPC」かどうかは関係ありません。高性能なゲーミングPCを使っていても、それが仕事道具なら経費になります。


どんな職種・活動なら経費にしやすいか

VTuber・ゲーム配信者

ゲームのプレイ・配信・動画の編集と公開が収益活動になっている場合、ゲーミングPCはその中核的な仕事道具です。収益が発生している(YouTube・Twitchの収益、案件・スポンサー収入など)なら、経費計上の実態として説明しやすい職種です。

動画編集者・映像クリエイター

動画編集・3DCG・モーショングラフィックスを業務として行っている場合、GPUの性能が直接仕事の品質・速度に影響します。クライアントからの受注記録・請求書・振込履歴があれば、経費の根拠として説明しやすいです。

ゲームライター・ゲームレビュアー

媒体への寄稿・ブログ収益・アフィリエイト収入など、ゲームをプレイして記事を書くことが収益活動になっている場合、ゲーミングPCは仕事道具です。

フリーランスエンジニア・デザイナー

ゲームはしないが、高性能GPUをAI開発・機械学習・レンダリングに使っている場合も同様に経費になります。


経費にしにくいケース

以下の状況では、経費計上が難しくなります。

  • 収益がほぼない趣味の範囲:配信はしているが収益ゼロ・フォロワーも少なく事業性を説明しにくい場合
  • 仕事以外での使用割合が圧倒的に高い:仕事で週1時間、趣味で週30時間という場合は按分してもほぼ経費にならない
  • 会社員で副業がない:給与所得者は必要経費の概念が限定的(特定支出控除など別の枠組みが必要)

「趣味でも使う」場合は按分で対応する

仕事でも趣味でも使うPCは、按分(あんぶん) という方法で、仕事に使う割合だけ経費計上できます。

按分の考え方(例):

使用状況週の使用時間按分割合
配信・動画編集(仕事)20時間50%
ゲーム・趣味20時間50%
経費計上できる割合—50%

PCが30万円の場合、50%按分なら15万円が経費対象になります。

按分割合は「合理的であること」が重要で、月ごとの記録・配信ログ・案件の記録などで裏付けが取れるようにしておくと安心です。


金額別の経費処理方法

ゲーミングPCを経費にする際、購入金額によって処理方法が変わります。

購入金額処理方法
10万円未満購入年度に全額経費計上(消耗品費)
10〜20万円未満3年均等償却(一括償却資産)
20万円以上法定耐用年数4年で減価償却
30万円以上(青色申告者)少額減価償却資産の特例で一括計上できるケースあり

自作PCの経費上のメリット: パーツを個別購入するため、1点あたりの単価が10万円を下回ることが多く、全額をその年に経費計上しやすい構造になっています。30万円の構成でも、GPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源・ケースと分散して購入すれば、それぞれが10万円未満になるケースも多いです(ただし「一体の資産」とみなされる可能性もあるため税理士確認を推奨します)。

減価償却の仕組みと自作PCの具体的な経費メリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。


今のパーツ高騰だからこそ、経費活用が重要になっている

2026年現在、ゲーミングPCのパーツ相場は高騰しており、ミドル〜ハイスペックの構成で20〜35万円超が相場です。

この金額を経費計上できるかどうかは、手取りへの影響が大きいです。仮に所得税・住民税の実効税率が30%の方が30万円のPCを全額経費計上できれば、9万円相当の節税効果になります。

「どうせ買うなら、正しく経費にする」という視点が、今の価格環境では特に重要です。


組立代行費用・領収書の管理について

Null PC Architectureでは、組立代行・構成相談のご依頼に対して領収書(または請求書)の発行に対応しています。

  • 宛名(屋号・個人名)の指定が可能
  • 品目の記載(組立代行費・構成相談費など)も対応
  • 振込・Square決済いずれにも対応

「PCのパーツ購入と合わせて、代行費用も経費にしたい」という方は、ご依頼時にお申し付けください。

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まとめ

  • ゲーミングPCは「仕事で使う実態」があれば経費計上できる
  • VTuber・配信者・動画編集者・ゲームライターは該当しやすい職種
  • 趣味との兼用は「按分」で仕事割合のみ経費計上
  • 自作PCはパーツ単価が分散するため、経費処理が柔軟になりやすい
  • パーツ高騰の今こそ、正しい経費計上で実質負担を下げることが重要
  • 組立代行費用も経費対象・領収書発行対応

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