神奈川県のお客様よりHP経由でご依頼いただいた組立代行の実績をご紹介します。
今回のご依頼内容は少し特殊で、途中まで自力で組み立てられたPCの引継ぎとなりました。お客様はCPUやメモリの取り付けまでは自力で進められましたが、その後の工程に不安を感じてご依頼いただきました。
構成はRX9060XT + Ryzen7 9800X3D、PC総額は約25万円。パーツが当方事務所に到着したその日のうちに組立作業が完了しました。
ご依頼の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ご依頼経路 | 公式HP(お問い合わせフォーム) |
| お客様の地域 | 神奈川県 |
| CPU | Ryzen7 9800X3D |
| GPU | RX9060XT |
| PC総額 | 約25万円 |
| 組立形式 | 引継ぎ組立(途中まで自力で作業済み) |
| 組立完了 | パーツ到着当日 |
引継ぎ組立とは
通常の組立代行はパーツを未開封の状態で送っていただくことがほとんどです。しかし、「途中まで自分でやってみたが、ここから先は難しい」という段階からの引継ぎも対応しています。
今回のお客様は、CPUのマザーボードへの取り付けとメモリの装着まではご自身で完了されていました。そこから先の工程——ケースへの組み込み、GPU取り付け、電源・ファン類の配線、BIOSの設定——を引き継ぐ形での依頼です。
引継ぎ組立では、まずお客様が作業された箇所の状態確認から入ります。CPUが正しいソケットに正しい向きで取り付けられているか、メモリのスロット位置と締め付けは問題ないか——ここで問題が見つかれば修正を加えた上で、残りの工程を続けます。問題なければ取り付け済みの状態を活かしたまま次の工程に移ります。
自作PCで「詰まりやすい」のはどの工程か
自作PCは「難しくない」という情報をよく見かけます。実際、手順通りに進められれば完成できる人は多いです。しかし「どこかで詰まる」という経験談も同じくらい多くあります。特に初めての方が止まりやすいのは以下の工程です。
① ケースへの組み込み
マザーボードをケースに固定するための「スペーサー」の設置、I/Oシールドの取り付け、ケースのフォームファクターとマザーボードのサイズ確認——これらは説明書に記載がなかったり、読んでも分かりにくかったりします。スペーサーの位置が間違っているとネジが固定できない、または基板に接触してショートするリスクがあります。
② 電源・ファンの配線
ATX 24ピン・CPU補助電源・GPU補助電源・SATAなど、コネクタの種類と接続先の組み合わせが複数あります。コネクタの形状が似ているものもあり、誤挿が起きやすいです。フロントパネルコネクタ(電源ボタン・リセット・USB・オーディオ)は向きと位置があいまいなことが多く、説明書の記載が小さいことも詰まる原因になります。
③ 初回起動・BIOS設定
配線が完了しても、最初の起動でBIOS画面が出てこない・Windowsインストールができないといったトラブルはよくあります。XMPの有効化や起動ドライブの優先順位設定など、BIOSで行う設定が分からないまま止まってしまうケースです。
今回のお客様が引継ぎを依頼された理由も「②以降が不安だった」という点でした。引継ぎ組立はこのような「ここまでは自分でやれた、でもこの先が怖い」という方のための選択肢です。
使用GPU:RX9060XT
RX9060XTはAMDが2025年に投入したミドルクラスGPUです。RDNA 4アーキテクチャを採用しており、前世代のRX 7600XTと比較してレイトレーシング性能・AI処理能力が大幅に向上しています。
1080p〜1440pゲーミングを主戦場とするなら、現行世代の中でもコストパフォーマンスに優れた選択肢です。VRAMは16GBを搭載しており、同価格帯のNVIDIA製品と比較してもVRAM容量の面で優位性があります。最新タイトルでのVRAM消費が増えている中で、16GBという余裕は長期的な使用においても安心材料になります。
ミドルクラスに位置しながら実用上は十分な性能を持ち、「高いGPUはいらないが、しっかり動いてほしい」という方に向いています。
玄人志向 AMD Radeon RX 9060 XT
AMAZON.CO.JP使用CPU:Ryzen7 9800X3D
Ryzen7 9800X3DはAMDの3D V-Cache技術を搭載した、ゲーミングに特化したCPUです。L3キャッシュを3D積層することで通常の約3倍にあたる96MBのキャッシュ容量を実現しており、ゲームプレイ中のキャッシュヒット率が大幅に向上します。
結果として、同価格帯の他のCPUと比較してゲーミング性能が頭一つ抜けています。特にオープンワールド系タイトルや、CPUへのアクセスが多いゲームで差が出やすいです。TDPは120Wと消費電力は高めですが、対応CPUクーラーさえ適切であれば発熱は問題なく管理できます。
Ryzen7 9800X3D
AMAZON.CO.JP9800X3D × RX9060XTという組み合わせについて
一見するとハイエンドCPUとミドルGPUの「アンバランスな組み合わせ」に見えるかもしれません。ただ、1080p〜1440pゲーミングを想定するのであれば、この構成は合理的です。
9800X3DはCPUボトルネックをほぼ解消するため、ミドルクラスのGPUであっても性能を引き出しきれます。言い換えれば、GPUの性能を無駄なく使える環境が整っているということです。
また、将来的にGPUだけをアップグレードすれば、CPUを買い替えることなくパフォーマンスを伸ばせます。AM5プラットフォームはまだ世代が続くため、今後数年の選択肢が広がるという点でも、CPUに先行投資するのは長期的に見て理にかなった戦略です。コスパと将来の拡張性を両立した構成といえます。
作業内容
パーツ到着後にすべての部品の状態を確認し、当日中に組立作業を完了しました。
- 取り付け済みパーツ(CPU・メモリ)の取り付け状態・締め付け確認
- マザーボードのケース固定(スペーサー位置確認・I/Oシールド取り付け)
- GPU取り付け・補助電源接続
- ATX 24ピン・CPU補助電源の接続
- フロントパネルコネクタ(電源・リセット・USB・オーディオ)の配線
- ケーブルマネジメント(裏配線処理)
- BIOS起動・全パーツ認識確認(CPU・メモリ・SSD・GPU)
- XMP有効化・起動ドライブ優先順位設定
- Windowsインストール・初期設定
組立完了後はLINEで完成報告・完成写真をお送りし、翌日に発送しました。
完成したPCはこちら

神奈川・関東からの郵送依頼について
当サービスは大阪を拠点としていますが、郵送対応のため全国からご依頼いただけます。神奈川・東京・埼玉・千葉など関東圏からのご依頼も多数あります。
パーツを梱包して当方の事務所宛に郵送していただき、組立・動作確認後に返送する流れです。往復の配送コストはかかりますが、それを含めても大手PCショップの持ち込み組立料金と比較して安価なケースがほとんどです。
高額なパーツをお送りいただく場合は、運送保険への加入を強くお勧めしています(30万円以上)。
「ここから先は難しい」で止まっている方へ
自作PCは最初の数工程(CPUやメモリの取り付け)は比較的シンプルですが、ケースへの組み込み・配線・BIOS設定と進むにつれて難易度が上がります。「ここまでは自分でやったけど、この先が不安」という方の引継ぎも対応しています。
どこまで作業が進んでいるかをLINEでお知らせいただければ、状況に合わせてご案内します。
途中まで組んだ状態からの引継ぎも対応。まずはご相談ください。
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