自作PC組立代行サービスを運営しているNull PC Architectureです。自作PCの組立代行・構成相談・トラブル対応を650件以上対応してきました。
「自作PCとBTO、どっちがいいの?」
これはPC購入を検討している方から最もよく聞かれる質問のひとつです。どちらにもメリット・デメリットがあり、一概に「こっちが正解」とは言いにくい。
この記事では、 自作PCとBTOを正直に比較した上で、どちらでもない第三の選択肢「組立代行」 についても解説します。自分の状況に合った選び方が分かるようになります。
BTOパソコンとは
BTO(Build to Order)とは、受注生産型のパソコンのことです。ドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューター・G-Tuneなどのメーカーが代表的です。
注文時にCPU・メモリ・ストレージなどのスペックをある程度カスタマイズできますが、使用するパーツはメーカーが指定したものに限られます。組み立て済みの完成品が届くため、電源を入れればすぐ使えます。
自作PCとは
自作PCは、CPU・マザーボード・メモリ・ストレージ・ケース・電源などのパーツを自分で選び、自分で組み立てるパソコンです。
使用するパーツを完全に自由に選べるため、用途に合わせた最適な構成が組めます。ただし、パーツ選定・購入・組み立て・OS設定まですべて自分でやる必要があります。
BTO vs 自作PC 徹底比較
コスト
| 項目 | BTO | 自作PC |
|---|---|---|
| 同スペックでの価格 | 高い(利益・人件費が上乗せ) | 安い(パーツ代のみ) |
| OS代 | 含まれることが多い | 別途必要(約2万円) |
| 保証 | 通常1〜3年付属 | パーツごとの個別保証のみ |
同スペックで比較すると、自作PCはBTOより2〜5万円程度安くなるケースが多いです。ただしOSや保証のコストを加えると差は縮まります。
予算が高くなるほど差額は大きくなり、予算30万円クラスでは5万円以上の差になることもあります。
手間・時間
| 項目 | BTO | 自作PC |
|---|---|---|
| パーツ選び | メーカーサイトで選ぶだけ | 全パーツを自分で調べて選ぶ |
| 組み立て | 不要(完成品が届く) | 数時間〜半日かかる |
| OS設定 | 初期設定のみ | インストールから必要 |
| 届いてから使えるまで | 当日〜翌日 | 半日〜1日 |
手間という点ではBTOが圧倒的に楽です。自作PCはパーツ選びだけで数時間かかることも珍しくなく、組み立て・OS設定まで含めると1日がかりになることもあります。
カスタマイズ性
| 項目 | BTO | 自作PC |
|---|---|---|
| パーツの選択肢 | メーカー指定の範囲内 | 市場に存在するすべてのパーツ |
| ケースのデザイン | 限られた選択肢 | 完全自由 |
| 将来のアップグレード | 対応に限界がある場合も | 自由にアップグレード可能 |
カスタマイズ性は自作PCが圧倒的に高いです。「白で統一したい」「特定のCPUクーラーを使いたい」「配信・AI・動画編集に特化した構成にしたい」といった要望は、BTOでは実現できないことがほとんどです。
保証・サポート
| 項目 | BTO | 自作PC |
|---|---|---|
| 保証期間 | 通常1〜3年(延長保証あり) | パーツごと(3〜5年が多い) |
| 故障時の対応 | メーカーに一括で相談できる | 原因特定から自分で行う必要がある |
| 初期不良対応 | メーカーが対応 | 自分でパーツメーカーに連絡 |
BTOは保証・サポート面で優れています。自作PCの場合、故障時はどのパーツが原因かを自分で切り分け、各パーツメーカーに個別で対応する必要があります。
まとめ比較表
| 評価軸 | BTO | 自作PC |
|---|---|---|
| コスパ | △ | ◎ |
| 手間のなさ | ◎ | △ |
| カスタマイズ性 | △ | ◎ |
| 保証・サポート | ◎ | △ |
| 初心者向き | ◎ | △ |
どちらを選ぶべきか
BTOが向いている人
- PCの組み立てに興味がなく、完成品をすぐ使いたい
- 保証・サポートを重視する
- スペックのこだわりがそこまで強くない
- 予算が15万円以下でコスパの差が出にくい
自作PCが向いている人
- 組み立て自体を楽しみたい
- 完全に自分好みの構成・デザインにしたい
- コスパを最大限に追求したい
- PCの仕組みを理解しながら使いたい
第三の選択肢:自作PC組立代行
「自作PCのコスパは魅力だけど、組み立てには自信がない」
「自分好みの構成にしたいが、パーツ選びや組み立てに時間をかけたくない」
そういった方に向けた選択肢が自作PC組立代行です。
自分でパーツを選んで(または相談して選んで)、組み立てだけをプロに依頼する方法です。
組立代行のメリット
①自作PCのコスパ+BTOの手軽さを両立できる
パーツは自分(または相談して)選ぶため、BTOのような上乗せコストがありません。組み立てはプロが行うため、時間と手間を省けます。
②完全に自由な構成が実現できる
BTOでは選べない「白ケース統一」「特定のCPUクーラー」「配信特化構成」なども、自分でパーツを指定するため実現できます。
③初期不良の対応もプロが行う
組み立て後の起動確認・BIOS設定・OS設定まで対応するサービスが多いです。初期不良が発見された場合も、プロが原因を切り分けて対応します。
④保険加入業者なら万が一も安心
信頼できる業者は受託者賠償責任保険に加入しており、作業中のパーツ破損にも補償があります。
組立代行のデメリット
- 代行費用がかかる(相場:6,000円〜25,000円)
- 業者の品質に差があるため、選び方が重要
- パーツを郵送する手間がある(郵送代行の場合)
BTOと組立代行のコスト比較例
予算20万円のゲーミングPC構成を例に比較します。
| BTO | 組立代行 | |
|---|---|---|
| パーツ代 | (メーカー仕入れ価格) | 約165,000円 |
| 組み立て・OS費用 | 込み | 約6,000円(代行費用) |
| OS | 込み | 約15,000円 |
| 合計 | 約200,000円 | 約186,000円 |
| 保証 | 1〜3年 | パーツ個別保証 |
同スペックであれば、組立代行の方が安くなることが多いです。予算が高くなるほど差額は広がります。
工具費・時間コスト・失敗リスクを含めた自作PCの総コスト試算。組立代行との正直な比較。
用途・状況別のおすすめ
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 今すぐ使いたい・とにかく楽がしたい | BTO |
| 組み立てを自分で楽しみたい | 自作PC(DIY) |
| コスパ重視・自由な構成にしたい・組み立ては任せたい | 組立代行 |
| 予算15万円以下・こだわりなし | BTO |
| 予算20万円以上・スペック重視 | 組立代行(差額が大きくなる) |
| 白・ピンクなど見た目にこだわりたい | 組立代行 |
| ゲーム配信・動画編集など特化構成にしたい | 組立代行 |
まとめ
BTOが向いている人: 手間をかけたくない・保証重視・スペックのこだわりが少ない
自作PCが向いている人: 組み立て自体を楽しみたい・完全DIY志向
組立代行が向いている人: 自作PCのコスパ・自由度は欲しいが、組み立ては任せたい
「自作PCかBTOか」という二択で迷っているなら、組立代行という選択肢も加えて比較することをおすすめします。特に予算20万円以上・デザインや構成にこだわりがある方には、最もコスパが高い選択肢になることが多いです。
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