業務用PCの更新は、法人にとって定期的に発生するまとまったコストです。
5〜6年使ったPCが一斉に寿命を迎えるタイミングや、Windows 10のサポート終了(2025年10月)をきっかけに「そろそろ全部入れ替えないといけない」という状況になっている担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、オフィスPCを一斉更新する際の選択肢を総コスト・手間・保守性の観点から整理します。
法人がPC更新で選ぶ4つの方法
1. 量産メーカー機(直購入)
Dell・HP・Lenovo・富士通などのメーカーから直接購入する方法です。法人向けに複数台の一括見積もりや、保守契約(オンサイト修理など)とのセット提案に対応しているケースもあります。
向いているケース:メーカー窓口の一元管理を重視する、スペックへのこだわりがない、保守契約とセットで対応したい
注意点:
- 台数・スペックの柔軟な組み合わせが難しい
- ブランド料・流通コストが価格に含まれている
- モデルチェンジのタイミングで在庫切れが起きることも
2. BTO(ドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューターなど)
ある程度の構成変更ができるカスタムPCです。法人向けの一括購入見積もりに対応しているショップもあります。
向いているケース:コストをある程度抑えつつ確実に納品してほしい、特定の構成を複数台揃えたい
注意点:
- 選べる構成はショップが用意した組み合わせに限られる
- 組立工賃は本体価格に含まれており、実質15,000〜30,000円程度
- 部署ごとに構成を細かく変えにくい
3. PCリース
リース会社が機器を購入し、月額料金で貸し出す方式です。
向いているケース:初期費用を抑えたい・月額支出にしたい、資産計上を避けたい、一定期間ごとに機器を入れ替えたい
注意点:
- リース期間全体の支払総額は購入より高くなる傾向がある
- 期間中の解約・変更が難しい
- カスタムスペックには対応しないことが多い
- リース終了後はPCを返却(資産として手元に残らない)
4. 自作代行
パーツを選定し、組み立てを専門サービスに依頼する方法です。
向いているケース:部署・役職ごとにスペックを最適化したい、コストの内訳を明確にしたい、保守・拡張性を確保したい
特徴:
- 工賃6,000円〜(明示)+パーツ実費という構成で把握できる
- プリインストールソフトなし、クリーンな状態で納品
- 全パーツを自由に選定
4択の比較表
| 項目 | メーカー直購入 | BTO | リース | 自作代行 |
|---|---|---|---|---|
| 初期コスト | 高い | 中程度 | 低い(月払い) | 中程度 |
| 総コスト | 中 | 中 | 高い(利息込み) | 低〜中 |
| スペックの自由度 | 低い | 中程度 | 低い | 高い |
| 工賃の透明性 | なし | なし | なし | あり(6,000円〜) |
| 部署別スペック最適化 | 難しい | 限定的 | 難しい | 対応可能 |
| 保守・拡張 | メーカー依存 | メーカー依存 | リース会社依存 | パーツ単位で可 |
| 資産計上 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 |
更新に自作代行を選ぶ3つの理由
1. 更新コストの内訳が明確になる
更新費用を パーツ代(実費)+工賃(6,000円〜) として把握できます。
メーカー機・BTOは工賃・流通コストが本体価格に含まれているため、「どこに何円かかっているか」が見えません。更新台数が増えるほど、この透明性の差がコスト管理・決裁説明のしやすさに影響してきます。
2. 更新のタイミングで構成を最適化できる
更新は、スペックを見直す機会でもあります。
5〜6年前と比べて業務内容が変わっているケースもあるはずです。「画像・動画を扱う業務が増えた担当にはGPU重視の構成を」「ブラウザとOfficeだけ使う担当にはコストを抑えた構成を」——全員に同じ型番を配り直すのではなく、現在の業務内容に合わせた構成で更新できます。
3. 更新後の保守コストを下げられる
自作PCはパーツ単位で交換できます。次の更新サイクルで全台を一斉に買い替えるのではなく、経年劣化したパーツだけを交換して延命させるという選択もできます。
メーカー機・BTOは保証切れ後の修理がまとめてメーカー送りになりがちですが、自作PCは故障範囲に応じてパーツ単位で対応できます。
費用シミュレーション(5台更新の目安)
一般業務向け構成(パーツ代10万円前後/台)で5台更新する場合の比較イメージです。
| 方法 | 1台あたり費用の目安 | 5台合計 |
|---|---|---|
| メーカー製(法人向けモデル) | 12〜18万円 | 60〜90万円 |
| BTO | 10〜15万円 | 50〜75万円 |
| リース(3年間・返却) | 月3,000〜5,000円/台 | (3年間で54〜90万円) |
| 自作代行 | パーツ実費+6,000円 | パーツ代合計+3万円 |
※パーツ代は構成・時期によって変動します。あくまで参考値としてご覧ください。
向いていないケースもある
他の選択肢が向いているケース:
- メーカー保守契約込みで一元管理したい
- リースで月額支出を一定にしたい・初期費用を抑えたい
- キッティング(ドメイン参加・ソフトウェア一括展開)・資産管理を含めて外注したい
- 短期間に大量台数を一斉納品してほしい
自作代行は「選んで・組んで・確認して渡す」というサービスです。IT導入支援やキッティングがセットで必要なケースは、IT導入支援込みのサービスの方が適しています。
相談の始め方
「台数と用途だけ伝えて、費用感を先に確認したい」という段階からでも対応しています。
現在のPC使用状況・更新台数・部署ごとの業務内容をLINEもしくはメールでお知らせください。費用概算をご提案します。
台数・用途・予算をお伝えいただければ、部署別の最適な構成と費用概算をご提案します。工賃6,000円〜・全国郵送対応。法人名義の領収書・請求書発行可能。
法人サービスの詳細・料金を見る →まとめ
オフィスPCの一斉更新は、コスト・手間・保守性のバランスで最適な方法が変わります。
| 優先したいこと | 向いている選択肢 |
|---|---|
| 総コストを抑えたい | 自作代行 |
| スペックを用途別に最適化したい | 自作代行 |
| 月額支出にしたい・初期費用を抑えたい | リース |
| メーカー窓口で一括管理したい | メーカー直購入 |
「次の更新でまとめて入れ替えたい」という計画段階からでもご相談ください。
業務用PC1台から複数台まで対応。構成相談・組立・動作確認まで一貫して承ります。
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